明けばまた 越ゆべき山の 峰なれや 空ゆく月の
末の白雲
          藤原家隆(ふじわらのいえたか)
          (新古今和歌集・939)
(あけばまた こゆべきやまの みねなれや そらゆく
 つきの すえのしらくも) 

意味・・夜が明けたら、また越えていかなければいけない
    山の峰であろうか。空を渡る月が傾いていくあの
    白雲がたなびいているあたりは。

    明日の行程として山のことを思う旅人の心境です。
    よしやっ、明日は頑張るぞ!

 注・・末=月の光の及ぶ末の意。

作者・・藤原家隆=1158~1237。非参議従二位。新古今の
     撰者の一人。