面白き こともなき世を 面白く      高杉晋作
すみなすものは 心なりけり        野村望東尼

(おもしろき こともなきよを おもしろく すみなす
 ものはこころなりけり)



意味・・面白いことの少ない世の中だか、心の持ち方
    次第で、世の中は面白くにもなればつまらなく
    にもなるものだ。

    自分を取り巻く面白くない壁や厚い雲を突き破る、
    その勇気や励ましを得るのは「面白くしよう」
    という心の持ち方が大切だということです。

    この歌は高杉晋作の辞世(じせい・死ぬまぎわ)
    の歌です。上の句を詠んで力がつきたので、下の
    句を野村望東尼が詠んだものです。

 注・・すみ=住み、棲み。