鍋の尻 ほし並べたる 雪解かな     一茶

(なべのしり ほしならべたる ゆきげかな)

意味・・春めいてきて、信濃(しなの)の根雪も解け
    はじめる。冬の間たき火で煤けきっていた
    鍋の類も、門川の水できれいに磨きあげられ
    日向に干し並べられる。
    その磨きたてられた鍋の尻にきらめく明るい
    日差しに、長い冬からの開放感と、新しい
    季節の躍動が生き生きと感じられる。