高麗船の よらで過ぎ行く 霞かな    蕪村

(こまぶねの よらですぎゆく かすみかな)

意味・・深い霞の垂れ込めた沖合いから目にも鮮やかな
    高麗船が出現した。港に立ち寄るかと胸をとき
    めかしたが、いつしか遠ざかり霞の中に消えて
    しまった。

    海岸の砂丘などにひとり腰をおろして、沖を
    行く船を眺めている時、立派な船が行く。
    どこから来てどこにいくのだろう。何を運んで
    いるのだろうかと夢がふくらむ。

 注・・高麗船=古代朝鮮の高麗国の大船を空想的に
      言ったもの、ここでは単に外国船の意味。