8/1 高き屋に 登りて見れば 煙立つ 民のかまどは
    にぎはひにけり           仁徳天皇
8/2 何処にか われは宿らむ 高島の 勝野の原に
    この日暮れなば           高市黒人 
8/3 露涼し 形あるもの 皆生ける    村上鬼城
8/4 春の苑 紅にほう 桃の花 下照る道に
    出で立つ少女            大伴家持
8/5 世の中は なにか常なる あすか川 昨日の渕ぞ
    今日は瀬になる           読人知らず
8/6 昨日といい 今日と暮らして あすか川 流れてはやき
    月日なりけり            春道別樹
8/7 遅き日の つもりて 遠きむかしかな   蕪村
8/8 松島や 雄島の磯に あさりせし 海人の袖こそ
    かくは濡れしか           源重之
8/9 見せばやな 雄島のあまの 袖だにも ぬれにぞぬれにし
    色はかはらず            殷富門大輔
8/10 唐衣 着つつなれにし 妻しあれば はるばる来ぬる
    旅をしぞ思う            在原業平 
8/11 納豆と 蜆に朝寝 起こされる
8/12 むすぶ手の 雫に濁る 山の井の あかで人に
    別れぬるかな            紀貫之
8/13 消えはつる 時しなければ 越路なる 白山の名は
    雪にぞありける           凡河内みつね
8/14 北へ行く 雁ぞ鳴くなる 連れてこし 数はたらでぞ
    帰るべらなる            読人知らず
8/15 づぶ濡れの 大名を見る 炬燵かな  一茶