山路きて むかふ城下や 凧の数    大祇(たいぎ)

(やまじきて むかうじょうかや たこのかず)

意味・・山路を黙々と歩いてきて、峠を越えると突然視界が
    開け、城下町が見えて来た。これから向う城下町の
    空には、数えきらない程たくさんの凧が揚がって
    いる。

    城下町に揚がる凧によって、旅の孤独感が癒(いや)
    され、安心感となっている。