終宵 秋風聞くや うらの山     曾良(そら)

(よもすがら あきかぜきくや うらのやま)

意味・・旅で病み師と別れ、一人でこの寺に泊まったが
    一晩中ちっとも眠られず、裏山に吹く秋風の音
    を聞いたことだ。
    
    師である芭蕉と奥の細道を四ヶ月共に旅をして
    来たが、病状の身になり師と別れ全昌寺に泊ま
    った時に詠んだ句です。
    一人旅の不安と、師である芭蕉の身を案じる情
    がにじみ出ています。
    芭蕉も一日遅れてここに泊まった時、一夜を隔
    てているだけであるが、まるで千里も隔たって
    いるように思われると言っています。