楽しみは 書よみ倦める をりしもあれ 声知る人の 
門たたく時 
                   橘曙覧(たちばなあけみ)

(たのしみは しょよみうめる おりしもあれ こえしるひとの
 かどたたくとき) 

意味・・私の楽しみは、読書にそろそろ飽きてきたちょうど
    その時、声を聞いただけで、ああ、あの人だと分か
    る知り合いが、我が家の戸をたたいて訪ねた時です。

    似た心境として、
    長く仕事を続けていると疲れてくる。ここで一息入れ
    たいところだ。でも、あともう少しあともう少しと思
    いながら仕事を進めるが余りはかどらない。
    この時コーヒータイムしませんかと誘われて踏ん切り
    がつく。誘ったり誘われたり、こういう人間関係を持つ
    ことは楽しいものだ。

 注・・倦める=飽きる。