夕月夜 をぐらの山に 鳴く鹿の 声のうちにや 秋は暮るらむ  
                     紀貫之(きのつらゆき) 
(ゆうづきよ おぐらのやまに なくしかの こえのうちにや 
 秋はくるらん)

意味・・夕月夜を思わせるなんとなく暗い小倉山で鹿が
    寂しそうに鳴いている。あの声とともに秋は暮
    れて行くのだろうか。

    秋の終わりの寂しさを鹿の声で表わしています。

 注・・夕月夜=小倉山の枕詞。
    小倉山=京都大堰川の北にあり嵐山と対をなす。
    声のうちにや=声のしているうちに。