惜しめども たちもどらず ゆく春を 勿来の関の せきとめなむ 
                   内田康夫(うちだやすお)

(おしめども たちもどらず ゆくはるを なこそのせきの
 せきとめなん)

意味・・惜しまれるうららかな春はどんどん過ぎ去ろうと
    している。来るのを邪魔立てするという勿来の関
    よ、そこでこの世の春を堰留めてほしいものだ。

 注・・勿来=来るな。間をへだてて邪魔をする物。
    せき=堰