青梅や 島といえども 国分寺  角川源義(かどかわげんぎ)

(あおうめや しまといえども こくぶんじ)

意味・・見るものは青梅しかないただの島だが、立派な
    国分寺が建っているものだなあ。昔は重要な島
    だったのだろうか。

    鳥取県の隠岐(おき)の島の国分寺を読んだ句。
    国分寺は奈良時代に国家の平安を祈るために
    諸国に建てられた。隠岐は大陸との交流があ  
    り重視されていた。また、後白河法皇がここ
    に島流しにされた。