4/1 しわくちゃの みんなの笑顔に 会えるから 今日もくぐるよ
   定時制の門                作者不明
4/2 絶対に 甘柿という 苗木買う      瀧春一
4/3 汝や知る 都は野辺の 夕ひばり 上がるを見ても
   落つるは涙               飯尾彦六左衛門
4/4 家ろには 葦火焚けども 住み好けを 筑紫に到りて
   恋しき思はも              物部真根
4/5 波とのみ 一つに聞けど 色みれば 雪と花とに
   まがひけるかな             紀貫之
4/6 桜花 散らば散らなむ 散らずとも ふるさと人の
   来ても見なくに             惟嵩皇王 
4/7 須磨寺や ふかぬ笛きく 木下やみ    芭蕉 
4/8 またや見む 交野のみ野の 桜狩 花の雪降る
   春のあけぼの              藤原俊成 
4/9 今は音を 忍びが岡の 時鳥 いつか雲井のよそに 
   名告らむ                安井仲平
4/10 高砂の 尾の上の鐘の 声聞けば 今日のひと日を
   過ぎにけるかな             良寛
4/11 あかつきの あらしにたぐう 鐘の音を 心の底に
   こたへてぞ聞く             円位法師 
4/12 読売は 一本箸で めしを食い      作者不明 
4/13 おくれても 咲くべき花は 咲きにけり 身をかぎりと
   おもひけるかな             藤原為時
4/14 わび人の 涙ににたる 桜かな 風身にしめば
   まづこぼれつつ             西行
4/15 思ふどち 春の山べ うちむれて そこともいはぬ
   旅寝してしが              素性法師