月雪は いつはあれども ぬば玉の 今日の今宵に
なをしかずけり          良寛(りょうかん)

(つきゆきは いつはあれども ぬばたまの けふの
 こよいに なおしかずけり)

意味・・月や雪はいつ見ても素晴しいが、今日という
    今日の今夜以上の素晴しい月や雪はない事だ。

    師の徳昌寺住職の慶事をたたえて詠んだ歌です。

 注・・いつはあれども=いつでもそうだが、特に。
    ぬば玉の=「今宵」の枕詞。