杉の庵 すぎて思へば 世の外の 山の月日も
短かかりけり          橘曙覧(たちばなあけみ)

(すぎのいお すぎておもえば よのそとの やまの
 つきひも みじかかりけり)

意味・・過ぎて思えば俗世間から離れて、山家の
    粗末な杉の庵で過ごした歳月も短く思え
    ることだ。

    つらかった事も過ぎて思えば短く、あっ
    と言う間に終わったという気持ちを詠ん
    でいます。

 注・・杉の庵=杉の皮で葺(ふ)いた粗末な家。
    すきて=「杉」と「過ぎ」の掛詞。
    世の外=俗世間から離れた世界。