桜色に 染めし衣を ぬぎかへて 山ほとどぎす
けふよりぞ待つ       和泉式部(いずみしきぶ)

(はないろに そめしころもを ぬぎかえて やま
 ほとどぎす けふよりぞまつ)

詞書・・四月一日(陰暦)に詠んだ歌。

意味・・春の季節、桜色に染めて着ていた衣を、衣更え
    の今日、夏の衣にぬぎかえて、ひたすら山ほと
    どぎすの来訪を待つことです。

 注・・ぬぎかへて=四月一日は衣更えの日であった。

作者・・和泉式部=979年ごろの生まれ。「和泉式部
      日記」、「和泉式部集」がある。