月や出る ほしの光の かはるかな すずしき風の
ゆふやみのそら       伏見院(ふしみいん)

(つきやいずる ほしのひかりの かわるかな
 すずしきかぜの ゆうやみのそら)

意味・・月が出ようとしているのだろうか。キラ
    キラまたたいていた星の光が、少し薄ら
    いで変わってきたようだ。涼しい夏の夜
    風が吹きすぎてゆく夕闇の空であるよ。

 注・・や=疑いの気持ちを表す、・・ではなか
      ろうか。

作者・・伏見院=1265~1317。92代天皇。