花の色は 昔ながらに みし人の 心のみこそ
うつろひにけれ    元良親王(もとよししんのう)

(はなのいろは むかしながらに みしひとの こころ
 のみこそ うつろいにけれ)

意味・・花の色の美しさは昔のままなのに、かって愛し
    あった人の心だけは変わってしまったことだ。

作者・・元良親王=890~973。色好み・風流人として
     「大和物語」や「徒然草」に登場する。