ながめつる 今日は昔に なりぬとも 軒端の梅は
われを忘るな
           式子内親王(しょくしないしんのう)
             (新古今和歌集・52)

(ながめつる きょうはむかしに なりぬとも のきばの
 うめは われをわするな)

意味・・もの思いをしながら見入っていた今日という日は、
    私が亡くなって昔になってしまっても、軒端の梅
    の花だけは、私を忘れないでおくれ。

 注・・ながめつる=眺めつる。物思いに沈んでいること。
    今日=もの思いをしながら梅を見入っていた今日。
    軒端=軒に近い所。

作者・・式子内親王=~1201没。後白河上皇の第二皇女。
     歌集に「式子内親王集」。