春なれや 名もなき山の 薄霞
                  芭蕉(ばしょう)
                  (野ざらし紀行)

(はるなれや なもなきやまの うすがすみ)

意味・・さすがにもう春だなあ。名も無い山々にまで、
    薄霞がかかって、まことに明るい景色だ。


作者・・芭蕉=1644~1694。「野ざらし紀行」「奥の細道」。