むらぎもの 心楽しも 春の日に 鳥の群れつつ
遊ぶを見れば
           良寛(りょうかん)
           (良寛歌集・722)

(むらぎもの こころたのしも はるのひに とりの
 むれつつ あそぶをみれば)

意味・・私の心は満ち足りて楽しくなって来る。この
    のどかな春の日に、小鳥たちが群がりながら
    遊んでいるのを見ていると。

 注・・むらぎも=「心」の枕詞。

作者・・良寛=1758~1831。