我も人も うそも誠も 隔てなく 照らし貫きける 
月のさやけさ
             貞心尼(ていしんあま)
             (はちすの露)
(われもひとも うそもまことも へだてなく てらし
 ぬきける つきのさやけさ)

意味・・自分も人も偽りも誠も、区別なく照らし貫いている
    月の光は、なんとさわやかなことでしょう。

作者・・貞心尼=1798~1872。長岡藩士奥村五兵衛の娘。結婚
     したが夫と死別。無常を感じて尼となる。29歳で69
     歳の良寛の弟子となる。歌集「はちすの露」。