まがねふく 吉備の中山 帯にせる 細谷川の 
音のさやけさ                
            読人知らず
            (古今和歌集・1082)
(まがねふく きびのなかやま おびにせる ほそ
 たにがわの おとのさやかさ)

意味・・吉備の中山の麓を帯のように流れている細い
    谷川の音のなんとすがすがしいことだ。

 注・・まがねふく=鉄を溶かして分けること。吉備国は
      鉄を産したので、ここでは吉備の枕詞。
    吉備=備前、備中、備後、美作の四国。岡山県と
      広島県の一部。
    中山=備前と備中の境の山。