世の中を なに嘆かまし 山桜 花見るほどの 
心なりせば
            紫式部(むらさきしきぶ)
            (後拾遺和歌集・104)

(よのなかを なになげかまし やまざくら はなみる
 ほどの こころなりせば)

意味・・世の中を嘆いてどうするのだ。人の一生など、
    山桜の盛りほど短いものなのに。

    紫式部の辞世の歌で娘(藤原賢子・かたこ)に
    遺したものです。

 注・・世の中=身の有様、身の上。

作者・・紫式部=生没年未詳。1013年頃没。「源氏物語」
     「紫式部日記」。