(4月28日)


花の色は 散らぬ間ばかり ふるさとに 常には松の
緑なりけり
             藤原雅正(ふじわらのまさただ)
             (後撰和歌集・43)
(はなのいろは ちらぬまばかり ふるさとに つねには
 まつの みどりなりけり)

意味・・花の色の素晴らしさは散らない間だけのこと。
    この古い里で常に私を待っている松の緑こそ
    本当に素晴らしいものである。

 注・・ふるさと=なじみの土地。昔の都。
    松=「常に待つ」と「松」を掛ける。

作者・・藤原雅正=生没年未詳。周防守・従五位下。紫式部
     の祖父。