ゆく雲に 雲の声なし ゆく水に 水のこえなし
秋きたるらし
田波御白
(ゆくくもに くものこえなし ゆくみずに みずの
こえなし あききたるらし)
意味・・澄んだ空を行くひそかな雲と、音もなく流れ
る水に、秋の気配が感じられる。
入道雲のような躍動感のある夏雲に対して、
薄っすらとした静かな雲。水やせした川音の
乏しさ。これらは自然の力が弱まってゆく物
の姿であり、その姿に寂しい秋、哀愁を感じ
る秋と詠んでいます。、
作者・・田波御白=たなみみしろ。1885~1913。東大
英文科で学ぶ。肺結核を患い28歳で死去。
出典・・御白遺稿。
秋きたるらし
田波御白
(ゆくくもに くものこえなし ゆくみずに みずの
こえなし あききたるらし)
意味・・澄んだ空を行くひそかな雲と、音もなく流れ
る水に、秋の気配が感じられる。
入道雲のような躍動感のある夏雲に対して、
薄っすらとした静かな雲。水やせした川音の
乏しさ。これらは自然の力が弱まってゆく物
の姿であり、その姿に寂しい秋、哀愁を感じ
る秋と詠んでいます。、
作者・・田波御白=たなみみしろ。1885~1913。東大
英文科で学ぶ。肺結核を患い28歳で死去。
出典・・御白遺稿。
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