遠山に日の当たりたる枯野かな
                    高浜虚子

(とおやまに ひのあたりたる かれのかな)

意味・・日のかげった枯れ野を歩いて行くと、行く手
    の遠くに見える山の頂にぽっかりと日が当た
    っている。

    春はもうすぐそこに来ている。行く手には光
    明が見える。今は辛いがもう少しの辛抱だ。

作者・・高浜虚子=たかはまきよし。1874~1955。
    仙台第二高校退校。文化勲章を受章。

出典・・句集「五百句」(尾形仂篇「俳句の解釈と鑑賞辞典」)