**************** 名歌鑑賞 ***************
み吉野の 花のさかりを 今日見れば 越のしらねに
春風ぞ吹く
藤原俊成
春風ぞ吹く
藤原俊成
(みよしのの はなのさかりを きようみれば こしの
しらねに はるかぜぞふく)
しらねに はるかぜぞふく)
意味・・この吉野の花の盛りを今日眺めると、あの白雪
を頂いている越の白嶺に春風が吹いていると思
われるばかりだ。
を頂いている越の白嶺に春風が吹いていると思
われるばかりだ。
注・・吉野=奈良県吉野町。歌枕。桜の名所。
越のしらね=富山・石川・福井・岐阜の各県に
またがる白山。歌枕。
越のしらね=富山・石川・福井・岐阜の各県に
またがる白山。歌枕。
作者・・藤原俊成=ふじわらのとしなり。1114~1204。
正三位皇太后宮大夫。定家の父。「千載和歌
集」の撰者。
出典・・千載和歌集・76。
正三位皇太后宮大夫。定家の父。「千載和歌
集」の撰者。
出典・・千載和歌集・76。
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