**************** 名歌鑑賞 *****************
ゆきをつみ 蛍あつめし 窓のまえに おもいぞいづる
いにしえの人
徳川光圀
(ゆきをつみ ほたるあつめし まどのまえに おもいぞ
いずる いにしえのひと)
いにしえの人
徳川光圀
(ゆきをつみ ほたるあつめし まどのまえに おもいぞ
いずる いにしえのひと)
意味・・その昔、中国の晋(しん)の孫庚という人は家が貧し
くて油を買う事が出来ないので、冬の夜は窓に雪を
積み、その光で書を読み勉強した。また同じ国の車
胤(しゃいん)という人も油が買えないから、夏の夜
は蛍を集めてその光で本を読んだ。そうした古人の
向学の志、まことにゆかしいものと、窓の前で思い
出すことである。
くて油を買う事が出来ないので、冬の夜は窓に雪を
積み、その光で書を読み勉強した。また同じ国の車
胤(しゃいん)という人も油が買えないから、夏の夜
は蛍を集めてその光で本を読んだ。そうした古人の
向学の志、まことにゆかしいものと、窓の前で思い
出すことである。
作者・・徳川光圀=とくがわみつくに1628~1700。陸奥国
水戸藩の第二代藩主。「水戸黄門」で有名。
出典・・常山詠草。
水戸藩の第二代藩主。「水戸黄門」で有名。
出典・・常山詠草。
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