*************** 名歌鑑賞 ****************
沖つ波 たかしの浜の 浜松の 名にこそ君を
待ちわたりつれ
紀貫之
(おきつなみ たかしのはまの はままつの なにこそ
きみを まちわたりつれ)
待ちわたりつれ
紀貫之
(おきつなみ たかしのはまの はままつの なにこそ
きみを まちわたりつれ)
意味・・名高い高師の浜の浜辺に生えている松、その
「まつ」という言葉のように、私はあなたを待ち
続けてていたのですが、ついに会う機会にめぐま
れずに残念です。
「まつ」という言葉のように、私はあなたを待ち
続けてていたのですが、ついに会う機会にめぐま
れずに残念です。
旅先で友人が近くにやってきたのに、逢えな
かったので詠んだ歌です。
かったので詠んだ歌です。
注・・沖つ波=沖の波は高いの意味で、高師の枕詞。
たかしの浜=高師の浜。堺市高石あたりの海岸。
たかしの浜=高師の浜。堺市高石あたりの海岸。
作者・・紀貫之=きのつらゆき。866~945。古今和歌集
の中心的撰者。「仮名序」も執筆。「土佐日記」。
の中心的撰者。「仮名序」も執筆。「土佐日記」。
出典・・古今和歌集・915。
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