**************** 名歌鑑賞 ***************


冬がれに 里のわら屋の あらはれて むらどりすだく
梢さぶしも
                  賀茂真淵

(ふゆがれに さとのわらやの あらわれて むらどり
 すだく こずえさぶしも)

意味・・冬枯れのために葉がなくなって、これまで木々に
    隠れていた里の藁(わら)屋があらわに見えるよう
    になり、多くの鳥が梢に集まり群がる様子は寂し
    い。

 注・・すだく=集く。群がり集まる。

作者・・賀茂真淵=かものまぶち。1697~1769。田安宗
      武に仕える。本居宣長ら多くの門人を育てる。

出典・・小学館「近世和歌集」。