************** 名歌鑑賞 *************


霜やけの 手を吹いてやる 雪まろげ   
                    羽紅

(しもやけの てをふいてやる ゆきまろげ)

意味・・雪まろげに興じていた子供の手を見ると、
    霜やけで赤くはれているので、息を吹き
    かけ温めてやった。

    いかにも母親らしい、子を思う情愛に
    あふれた句です。

 注・・雪まろげ=雪を丸め転がして大きくする
       こと。
作者・・羽紅=うこう。生没年未詳。野沢凡兆(1
    714年没、金沢の医者)の妻。

出典・・猿蓑。