**************** 名歌鑑賞 ***************
花やいかに 春日うららうに 世はなりて 山のかすみに
鳥の声
伏見院
鳥の声
伏見院
(はなやいかに はるひうららに よはなりて やまの
かすみに とりのこえ)
かすみに とりのこえ)
意味・・世はなべて春の日がうららに照らす春景色と
なり、山の霞の間からは鳥のさえずりの声が
のどかに聞こえて来る。ああ、今年の花、梅
や桜の花はどうであろうか、美しい花を賞で
たいものだ。
なり、山の霞の間からは鳥のさえずりの声が
のどかに聞こえて来る。ああ、今年の花、梅
や桜の花はどうであろうか、美しい花を賞で
たいものだ。
作者・・伏見院=ふしみいん。1265~1317。第92代
天皇。
出典・・金玉歌合(岩波書店「中世和歌集「鎌倉篇」)
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