*************** 名歌鑑賞 ****************
高きより飛び降りるごとき心もて
この一生を
終わるすべなきか
石川啄木
この一生を
終わるすべなきか
石川啄木
(たかきより とびおりるごとき こころもて この
いっしようを おわるすべなきか)
いっしようを おわるすべなきか)
意味・・高い所から一思いに飛び降りるような気持ち、
そんな決断と勇気とを常に持ち続けてこの一生
を終わる方法はないものか。
そんな決断と勇気とを常に持ち続けてこの一生
を終わる方法はないものか。
注・・一生を終わる=終生。
一生を終わるすべなきか=「か」は疑問の助詞
だが、それによって希望を表現している。「
・・ないものだろうか」すなわち「終生そん
な気持ちを持ちつづけたい」の意になる。
一生を終わるすべなきか=「か」は疑問の助詞
だが、それによって希望を表現している。「
・・ないものだろうか」すなわち「終生そん
な気持ちを持ちつづけたい」の意になる。
作者・・石川啄木=いしかわたくぼく。1886~1912。
26歳。盛岡尋常中学校中退。与謝野夫妻に師事
するために上京。
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