*************** 名歌鑑賞 ***************


落葉落ちかさなりて雨雨をうつ
                  加藤暁台

(おちばおち かさなりて あめあめをうつ)

意味・・落葉があとからあとから落ち、初冬の雨は
    さあっと音をたてて降り過ぎてゆく。

    季節の変化の動きを写生し、繰り返し読め
    ば口調が軽やかで調べは快い。

作者・・加藤暁台=かとうきようたい。1732~17
            92。尾張徳川家に江戸詰めとして仕える。
    蕪村と交流。

出典・・村上護著「今朝の一句」。