***************** 名歌鑑賞 *****************
恋人は 現身後生 よしあしは 分たず知らず
君こそ頼め
与謝野晶子
君こそ頼め
与謝野晶子
(こいびとは げんしんごしょう よしあしは わかたず
しらず きみこそたのめ)
しらず きみこそたのめ)
意味・・恋人について、その現在の身が、その将来において
素晴らしいものであるか、悪いものであるかは判断
出来ないし、またそれを予知する事も出来ない。
また、そのような事をしようとするような気持ちを
抜きにして、私は、一途に君を愛し、頼りにして生
きて生きたい。
素晴らしいものであるか、悪いものであるかは判断
出来ないし、またそれを予知する事も出来ない。
また、そのような事をしようとするような気持ちを
抜きにして、私は、一途に君を愛し、頼りにして生
きて生きたい。
恋人の運命が悪くなって、自分も一緒に地獄に落ち
て行くような事になったとしても、一切後悔をしな
いという覚悟を詠んでいます。
て行くような事になったとしても、一切後悔をしな
いという覚悟を詠んでいます。
注・・後生=死後に生まれ変わって行く所、将来。
作者・・与謝野晶子=よさのあきこ。1878~1942。堺女学校
卒。与謝野鉄幹と結婚。
卒。与謝野鉄幹と結婚。
出典・・新万葉集・巻九。
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