*************** 名歌鑑賞 ***************


薄き濃き  野べの緑の 若草に 跡までみゆる
雪のむら消え
                宮内卿

(うすくこき のべのみどりの わかくさにあとまで
 みゆる ゆきのむらぎえ)

意味・・野辺の若草の緑が、ある所では薄く、ある所
    では濃く見える。雪のむらになって消えた跡
    によって。

    待ち遠い春ももうすぐです。

作者・・宮内卿=くないきょう。1202頃~?。20歳
    くらいで死んだ。後鳥羽院に使えた女房。

出典・・新古今和歌集・76。