************** 名歌鑑賞 ***************


霧たちて 雁ぞなくなる 片岡の 朝の原は 
もみぢしぬらむ
                詠み人しらず

(きりたちて かりぞなくなる かたおかの あしたの
 はらは もみじしぬらむ)

意味・・空には霧が立ち込め、雁の鳴き声が聞こえて来る。
    秋も深くなったから片岡の朝(あした)の原の木々
    はきれいに紅葉したことであろう。

    霧の立ち込めた朝の静けさ。こんな雰囲気で見る
    美しい紅葉です。

 注・・片岡=奈良県北葛城郡王寺町の一部。
    朝の原=場所不明。
 
出典・・古今和歌集・252。