*************** 名歌鑑賞 ***************
風の音の 身にしむばかり 聞ゆるは 我が身に秋や
ちかくなるらん
詠み人知らず
(かぜのおとの みにしむばかり きこゆるは わがみに
あきや ちかくなるらん)
ちかくなるらん
詠み人知らず
(かぜのおとの みにしむばかり きこゆるは わがみに
あきや ちかくなるらん)
意味・・風の音が身にしむほど冷たく悲しく聞えるのは、
季節の秋とともに、私の身にあの人の「飽き」
が近づいてきたからなのだろうか。
季節の秋とともに、私の身にあの人の「飽き」
が近づいてきたからなのだろうか。
男女の仲が疎遠になった頃詠んだ歌です。
注・・我が身に秋=「季節の秋」と「あの人の飽き」
を掛ける。
出典・・後拾遺和歌集・708。
を掛ける。
出典・・後拾遺和歌集・708。
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