*************** 名歌鑑賞 ***************
春雨の あやをりかけし 水のおもに 秋はもみぢの
錦をぞ敷く
道命法師
(はるさめの あやおりかけし みずのおもに あきは
もみじの にしきをぞしく)
錦をぞ敷く
道命法師
(はるさめの あやおりかけし みずのおもに あきは
もみじの にしきをぞしく)
意味・・春雨が綾を織り懸けていた水面に、秋には
紅葉が錦を敷いており、これまた美しい。
春雨の綾織物と紅葉の錦との見立ての対比
の面白さを詠んでいます。
紅葉が錦を敷いており、これまた美しい。
春雨の綾織物と紅葉の錦との見立ての対比
の面白さを詠んでいます。
注・・春雨のあや=雨の降りそそぐ波紋を綾織物
の文様に見立てた。
錦=川面の紅葉を錦に見立てること。
の文様に見立てた。
錦=川面の紅葉を錦に見立てること。
作者・・道命法師=どうみょうほうし。974~1020。
比叡山天王寺別当。中古三十六歌仙。
比叡山天王寺別当。中古三十六歌仙。
出典・・詞花和歌集・134。
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