*************** 名歌鑑賞 ****************
いたづらに なす事もなく くれはつる としもつもりの
うらめしの世や
寒河正親
うらめしの世や
寒河正親
(いたずらに なすこともなく くれはつる としも
つもりの うらめしのよや)
つもりの うらめしのよや)
意味・・今年はこれだけの事をした、という充実感もなく、
無駄に月日を送ってはや年も暮れようとしている。
悔やまれることである。子や孫よ、こんな事では
いけないのだぞ。
無駄に月日を送ってはや年も暮れようとしている。
悔やまれることである。子や孫よ、こんな事では
いけないのだぞ。
注・・としもつもり=年も積り。月日が積み重ねる。
作者・・寒河正親=さむかわまさちか。生没年未詳。江戸
時代の初期の教訓的作者。
時代の初期の教訓的作者。
出典・・教訓書「子孫鑑(しそんかがみ)」。
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