7/1 由良の門を渡る舟人梶を絶え行くへも知らぬ
恋の道かな 曽爾好忠
7/2 玉の緒よ絶えねば絶えねながらえば忍ぶることの
弱りもぞする 式子内親王
7/3 三井寺の門をたたかばやけふの月 芭蕉
7/4 露と落ち露と消えにしわが身かななにはのことも
夢のまた夢 豊臣秀吉
7/5 寂しさをいかにせよと岡べなる楢の葉しだりに
雪の降るらん 藤原国房
7/6 これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも
逢坂の関 蝉丸
7/7 五月雨や大河を前に家二件 蕪村
7/8 富士のねを木の間木の間にかへり見て松のかげふむ
浮き島が原 香川景樹
7/9 もののふの八十少女らが汲みまがふ寺井の上の
堅香子の花 大伴家持
7/10 帰らじとかねて思へば梓弓なき数に入る
名をとどむる 楠木正行
7/11 灯ちらちら疱瘡小屋の吹雪かな 一茶
7/12 梓弓春立しより年月の射るがごとく
思ほゆるかな 凡河内みつね
7/13 香具山の尾上にたちて見渡せば大和国原
早苗とるなり 上田秋成
7/14 入門は凍てわらじ履き永平寺 倉橋羊村
7/15 相思わぬ人を思ふは大寺の餓鬼を後に
額ずくがごと 笠女郎
恋の道かな 曽爾好忠
7/2 玉の緒よ絶えねば絶えねながらえば忍ぶることの
弱りもぞする 式子内親王
7/3 三井寺の門をたたかばやけふの月 芭蕉
7/4 露と落ち露と消えにしわが身かななにはのことも
夢のまた夢 豊臣秀吉
7/5 寂しさをいかにせよと岡べなる楢の葉しだりに
雪の降るらん 藤原国房
7/6 これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも
逢坂の関 蝉丸
7/7 五月雨や大河を前に家二件 蕪村
7/8 富士のねを木の間木の間にかへり見て松のかげふむ
浮き島が原 香川景樹
7/9 もののふの八十少女らが汲みまがふ寺井の上の
堅香子の花 大伴家持
7/10 帰らじとかねて思へば梓弓なき数に入る
名をとどむる 楠木正行
7/11 灯ちらちら疱瘡小屋の吹雪かな 一茶
7/12 梓弓春立しより年月の射るがごとく
思ほゆるかな 凡河内みつね
7/13 香具山の尾上にたちて見渡せば大和国原
早苗とるなり 上田秋成
7/14 入門は凍てわらじ履き永平寺 倉橋羊村
7/15 相思わぬ人を思ふは大寺の餓鬼を後に
額ずくがごと 笠女郎