世にふるも 更に時雨の やどりかな 宗祇(そうぎ)
(よにふるも さらにしぐれの やどりかな)
意味・・時雨降る(信濃路で)一夜の雨宿りをするのは
侘しい限りであるが、更に言えばこの人生
そのものが時雨の過ぎるのを待つ雨宿りの
ようではないか。
冷たい雨が降ったり止んだりするように、
人生も良かったり悪かったりするという無
常観を詠んでいます。
本歌は二条院讃岐の、
「世に経るは苦しきものを槙の屋にやすくも過ぐる
初時雨かな」(名歌観賞・583)です。
注・・ふる=「降る」と「経る」を掛ける。
さらに=さらに言えば。
時雨=初冬のにわか雨。人生の無常や冬の
始まりの侘しさを感じさせる。
(よにふるも さらにしぐれの やどりかな)
意味・・時雨降る(信濃路で)一夜の雨宿りをするのは
侘しい限りであるが、更に言えばこの人生
そのものが時雨の過ぎるのを待つ雨宿りの
ようではないか。
冷たい雨が降ったり止んだりするように、
人生も良かったり悪かったりするという無
常観を詠んでいます。
本歌は二条院讃岐の、
「世に経るは苦しきものを槙の屋にやすくも過ぐる
初時雨かな」(名歌観賞・583)です。
注・・ふる=「降る」と「経る」を掛ける。
さらに=さらに言えば。
時雨=初冬のにわか雨。人生の無常や冬の
始まりの侘しさを感じさせる。