音にのみ きくの白露 夜はおきて 昼は思ひに
あへず消ぬべし 素性法師(そせいほうし)
(おとにのみ きくのしらつゆ よるはおきて ひるは
おもいにあえず けぬべし)
意味・・あなたのうわさばかり聞く私は、菊に置かれた
白露と同様で、夜は起き、昼は露が日に消える
ように、切なさに耐えられず、消え入ってしま
いそうです。
注・・きく=「聞く」と「菊」を掛ける。
おきて=「置きて」と「起きて」を掛ける。
思ひあへず=思いに耐えられない。「思ひ」と
「日」を掛ける。
消ぬ=「自分が消え」と「露が消え」を掛ける。
作者・・素性法師=9世紀後半から10世紀前半頃の人。
あへず消ぬべし 素性法師(そせいほうし)
(おとにのみ きくのしらつゆ よるはおきて ひるは
おもいにあえず けぬべし)
意味・・あなたのうわさばかり聞く私は、菊に置かれた
白露と同様で、夜は起き、昼は露が日に消える
ように、切なさに耐えられず、消え入ってしま
いそうです。
注・・きく=「聞く」と「菊」を掛ける。
おきて=「置きて」と「起きて」を掛ける。
思ひあへず=思いに耐えられない。「思ひ」と
「日」を掛ける。
消ぬ=「自分が消え」と「露が消え」を掛ける。
作者・・素性法師=9世紀後半から10世紀前半頃の人。