道の辺の 荊の末に はふ豆の からまる君を
はかれ行かむ 丈部鳥(はせつかべのとり)
(みちのべの うまらのうれに はうまめの からまる
きみを はかれゆかん)
意味・・私がいよいよ出発する時、道端の茨の枝に這い
からんでいる豆の蔓のように、私にまつわりつ
いて離れまいとするおまえ(妻)と別れて行かね
ばならないのか。えらいつらいことだ。
天羽郡の防人の歌です。千葉県から福岡県の筑
筑に防人として行く時の別れの歌です。人目も
はばからず夫にしがみついて別れをつらがる様
子を詠んでいます。
注・・荊の末(うまらのすえ)=茨(いばら)の枝。
はかれ=別れ。わかれる。
天羽郡=千葉県君津市の南部一帯。
作者・・丈部鳥=生没年未詳。8世紀の人。天羽郡の防人。
はかれ行かむ 丈部鳥(はせつかべのとり)
(みちのべの うまらのうれに はうまめの からまる
きみを はかれゆかん)
意味・・私がいよいよ出発する時、道端の茨の枝に這い
からんでいる豆の蔓のように、私にまつわりつ
いて離れまいとするおまえ(妻)と別れて行かね
ばならないのか。えらいつらいことだ。
天羽郡の防人の歌です。千葉県から福岡県の筑
筑に防人として行く時の別れの歌です。人目も
はばからず夫にしがみついて別れをつらがる様
子を詠んでいます。
注・・荊の末(うまらのすえ)=茨(いばら)の枝。
はかれ=別れ。わかれる。
天羽郡=千葉県君津市の南部一帯。
作者・・丈部鳥=生没年未詳。8世紀の人。天羽郡の防人。