ありしにも あらで憂き世を わたるかな 名のみ昔の
真間の継橋 藤原良基(ふじわらのよしもと)
(詠百首和歌・97)
(ありしにも あらでうきよを わたるかな なのみ
むかしの ままのつぎはし)
意味・・過ぎた昔と違って、今はつらい人生を渡る
ことだ。真間の継橋のように、名だけは昔
のままに継いでいるが。
幼少時代や摂政関白の時代を比較して述壊
した歌です。
注・・名=藤原一族の一流の名声。
真間の継橋=下総国の歌枕。「継橋」は橋
板を継ぎ渡した橋。真間は「昔のまま」
を掛ける。
作者・・藤原良基=1320~1388。北朝の天皇に仕えて
摂政関白を長期務める。北朝と南朝との
戦乱の時代に生きる。
真間の継橋 藤原良基(ふじわらのよしもと)
(詠百首和歌・97)
(ありしにも あらでうきよを わたるかな なのみ
むかしの ままのつぎはし)
意味・・過ぎた昔と違って、今はつらい人生を渡る
ことだ。真間の継橋のように、名だけは昔
のままに継いでいるが。
幼少時代や摂政関白の時代を比較して述壊
した歌です。
注・・名=藤原一族の一流の名声。
真間の継橋=下総国の歌枕。「継橋」は橋
板を継ぎ渡した橋。真間は「昔のまま」
を掛ける。
作者・・藤原良基=1320~1388。北朝の天皇に仕えて
摂政関白を長期務める。北朝と南朝との
戦乱の時代に生きる。