竹敷の 浦みの黄葉 我れ行きて 帰り来るまで
散りこすなゆめ
壬生宇太麻呂(みぶのうだまろ)
(万葉集・3702)
(たけしきの うらみのもみじ われゆきて かえりく
るまで ちりこすなゆめ)
詞書・・遣新羅の途中で竹敷の浦に船泊りした時に
各々の思いを詠んだ歌。
意味・・竹敷の浦のあたりの紅葉よ、私が新羅へ行
って再びここに帰ってくるまで、散らない
でいてくれ、けっして。
紅葉を惜しむ心に、新羅の往復が短期間で
すむように願った歌です。
注・・竹敷の浦=対馬の浅茅(あそう)の南部の湾。
新羅(しらぎ)=朝鮮半島の古代王国。
ゆめ=禁止表現を伴って、決して。
作者・・壬生宇太麻呂=746年頃の人。大判官(副使
の次の官)として遣新羅に行く。従五位下。
散りこすなゆめ
壬生宇太麻呂(みぶのうだまろ)
(万葉集・3702)
(たけしきの うらみのもみじ われゆきて かえりく
るまで ちりこすなゆめ)
詞書・・遣新羅の途中で竹敷の浦に船泊りした時に
各々の思いを詠んだ歌。
意味・・竹敷の浦のあたりの紅葉よ、私が新羅へ行
って再びここに帰ってくるまで、散らない
でいてくれ、けっして。
紅葉を惜しむ心に、新羅の往復が短期間で
すむように願った歌です。
注・・竹敷の浦=対馬の浅茅(あそう)の南部の湾。
新羅(しらぎ)=朝鮮半島の古代王国。
ゆめ=禁止表現を伴って、決して。
作者・・壬生宇太麻呂=746年頃の人。大判官(副使
の次の官)として遣新羅に行く。従五位下。