いささめに 時待つまにぞ 日は経ぬる 心ばせをば
人に見えつつ
紀乳母(きのめのと)
(古今和歌集・454)
(いささめに ときまつまにぞ ひはへぬる こころ
ばせおば ひとにみえつつ)
意味・・いい機会があるだろうと、ついうかうかと待って
いる間に、月日はどんどん経ってしまった。私の
気持だけは先方に通じておいたのに。
物名歌で「ささ・まつ・びわ・ばしょう」を入れ
て詠んだ歌です。
注・・いささめに=かりそめに、ほんの少し。「ささ」
が隠される。
心ばせ=相手に対する好意。
人に見えつつ=相手の目に入れるている。
作者・・紀乳母=生没年未詳。従五位上。紀全子。陽成
天皇乳母。
人に見えつつ
紀乳母(きのめのと)
(古今和歌集・454)
(いささめに ときまつまにぞ ひはへぬる こころ
ばせおば ひとにみえつつ)
意味・・いい機会があるだろうと、ついうかうかと待って
いる間に、月日はどんどん経ってしまった。私の
気持だけは先方に通じておいたのに。
物名歌で「ささ・まつ・びわ・ばしょう」を入れ
て詠んだ歌です。
注・・いささめに=かりそめに、ほんの少し。「ささ」
が隠される。
心ばせ=相手に対する好意。
人に見えつつ=相手の目に入れるている。
作者・・紀乳母=生没年未詳。従五位上。紀全子。陽成
天皇乳母。