朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる
瀬々の網代木
藤原定頼(ふじわらさだより)
(千載和歌集・420、百人一首・64)
(あさぼらけ うじのかわぎり たえだえに あらわれわたる
せぜのあじろぎ)
意味・・明け方、あたりがほのぼのと明るくなる頃、宇治川の
川面に立ち込めていた霧がとぎれとぎれになって、そ
の絶え間のあちらこちらから点々と現れてきた川瀬の
網代木よ。
冬の早朝の美しい風景を詠んでいます。
注・・あさぼらけ=夜明け方、あたりがほのぼのと明るくなる頃。
瀬々 =「瀬」は川の浅い所。
網代木=「網代」は川に竹や木を組み立て網のかわりにし、
魚をとるしかけ。木はその杭。
作者・・藤原定頼=995~1045。藤原公任(きんとう)の子。正二位
権中納言。小式部内侍(こしきぶのないし)をからかって
「大江山いく野の道の遠ければまだ文もみず天の橋立」
の歌を詠ませたのは有名。
瀬々の網代木
藤原定頼(ふじわらさだより)
(千載和歌集・420、百人一首・64)
(あさぼらけ うじのかわぎり たえだえに あらわれわたる
せぜのあじろぎ)
意味・・明け方、あたりがほのぼのと明るくなる頃、宇治川の
川面に立ち込めていた霧がとぎれとぎれになって、そ
の絶え間のあちらこちらから点々と現れてきた川瀬の
網代木よ。
冬の早朝の美しい風景を詠んでいます。
注・・あさぼらけ=夜明け方、あたりがほのぼのと明るくなる頃。
瀬々 =「瀬」は川の浅い所。
網代木=「網代」は川に竹や木を組み立て網のかわりにし、
魚をとるしかけ。木はその杭。
作者・・藤原定頼=995~1045。藤原公任(きんとう)の子。正二位
権中納言。小式部内侍(こしきぶのないし)をからかって
「大江山いく野の道の遠ければまだ文もみず天の橋立」
の歌を詠ませたのは有名。