代はらむと 祈る命は 惜しからで さても別れむ
ことぞ悲しき
赤染衛門()
(かわらんと いのるいのちは おしからで さても
わかれん ことぞかなしき)
意味・・我が子に代わって死にたいと祈る、その私の命は
惜しくはないが、祈りがかなって子と別れる事に
なるのが悲しいことです。
わが子が重病で死に瀕した時の歌です。子を想う
母親の真情が率直に詠まれ、この想いが通じて、
息子は快癒したという(今昔物語より)。
注・・さても=そうであっても、やはり。
作者・・赤染衛門=あかぞめえもん。生没年未詳。1040年
頃活躍した人。
出典・・詞花和歌集・363。
ことぞ悲しき
赤染衛門()
(かわらんと いのるいのちは おしからで さても
わかれん ことぞかなしき)
意味・・我が子に代わって死にたいと祈る、その私の命は
惜しくはないが、祈りがかなって子と別れる事に
なるのが悲しいことです。
わが子が重病で死に瀕した時の歌です。子を想う
母親の真情が率直に詠まれ、この想いが通じて、
息子は快癒したという(今昔物語より)。
注・・さても=そうであっても、やはり。
作者・・赤染衛門=あかぞめえもん。生没年未詳。1040年
頃活躍した人。
出典・・詞花和歌集・363。