あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに
なりぬべきかな
藤原伊尹
(拾遺和歌集・950、百人一首・45)
(あわれとも いうべきひとは おもおえで みの
いたずらに なりぬべきかな)
詞書・・語らっていた女性が、その後冷淡になって、
少しも逢わなくなってしまったので。
意味・・ああ気の毒だと言ってくれそうな人は思い
浮かばないまま、恋に敗れた我が身はこの
ままむなしく死んでしまいそうです。
失恋の痛手に身も心も弱り果てた男の心の
状態を詠んでいます。
注・・あはれ=気の毒だ、ふびんだ。
身のいたづら=身をむだにすること、死ぬ
ことをいう。
作者・・藤原伊尹=ふじわらのこれまさ。924~972。
正二位太政大臣。
なりぬべきかな
藤原伊尹
(拾遺和歌集・950、百人一首・45)
(あわれとも いうべきひとは おもおえで みの
いたずらに なりぬべきかな)
詞書・・語らっていた女性が、その後冷淡になって、
少しも逢わなくなってしまったので。
意味・・ああ気の毒だと言ってくれそうな人は思い
浮かばないまま、恋に敗れた我が身はこの
ままむなしく死んでしまいそうです。
失恋の痛手に身も心も弱り果てた男の心の
状態を詠んでいます。
注・・あはれ=気の毒だ、ふびんだ。
身のいたづら=身をむだにすること、死ぬ
ことをいう。
作者・・藤原伊尹=ふじわらのこれまさ。924~972。
正二位太政大臣。